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2 伊勢湾北部地方の昔からの言い伝え
(1) 風、雲に関係するもの ○ 鈴鹿の山の雲が切り上って来ると落風が吹き西風が強く遭難のおそれあり (富田・弥富) 3月から4月ごろのことである。 ○ 東風は強い 漁船要注意 (富田) ○ 十月の雲有り凪 (若松) 旧暦の10月は雲の流れからみると西風が吹くと思われるが、この時期は風は吹かない。「十月の小六月」ともいう。 ○ 多雲出しに風吹かず (磯津) 西の山にかかった多量の雲が一同に東へ流れる状態になっても、たいして風は吹かない。冬季のことである。 ○ 多度山方向に雲が早くのぼると荒天となる (富田) 多度山…三重県桑名郡多度町 標高 403m (2) 雨に関係するもの ○ 春の地乾き (若松) 昨夜からの雨が夜明けに止み、日の出とともに地面が乾き始めるころ強い西風が吹く。 ○ 龍泉寺の方より来る夕立は鍋釜がわれる (弥富) 北東の方向からの夕立は大雨である。 龍泉寺…名古屋市守山区
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